Mrs. Lamentの囁き

割礼/血と雫のギタリスト、山際英樹氏のギターが大好物♡

2018年09月

前夜寝不足でヘロヘロだったけれど渋谷のお洒落なギャラリーにVELTZを観に行って大正解♪
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☆若手クリエイターの合同展

室内の各部屋では若いクリエイターの展示が行われていた。
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ライブ会場はバーのあるラウンジ。一角にアナログテレビが設置されていた。老朽化したビルの古い壁と絡み合った電気の配線がジャンク品の電気製品に良くマッチしていて退廃的な雰囲気が◎。
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ソロはもちろんだけど、ベース+エレクトロ+ボイスとの完全即興のコラボが期待以上に良かった。これまでの電気機器や機械とのコラボはインダストリアル音同士なこともあって当然のように良かったけれど、アナログテレビのノイズが生の楽器の演奏とあれだけ相性が良いとは思わなんだ。アコースティックなクラシック楽器とのコラボとかも面白そう。
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セッティング中の松岡さん、研究者みたいでカッコ良い♪
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雨上がりの木曜日に今月2回目の割礼のライブ。
坂口諒之助さんのレコ発ライブで古明地洋哉さんも対バン。古明地さんが歌っている姿はハーネスのパーティーでしか観ていないので、ステージでちゃんとみるのはこれが初めて。そして坂口さんのバンドには穂高亜希子さんが参加している。そちらも楽しみであった。
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この夜の割礼は遅い遅い「散歩」からのスタートで、沼に引きずり込まれてそのまま溺れるようにゆっくり遅く重く進んだのに、なぜかしらテンポ良くシャキシャキとタイトな演奏で早い?あ、でもやっぱり遅~いという「遅いけどタイトで早いようなでも遅い」不思議な感覚だった。

全5曲+最後松橋さんの定番MCで締めて47分。定番でない曲ばかりのレアなセトリだったので、短いながらもお得感たっぷり。そこかしこで爽やかな夏っぽさも感じました。外は寒かったけれど。
ところでこの山際さんのセトリの3番目これまでは「新曲」と書かれていたところに「ストライプ」なるタイトルがついているけれど、これは(仮)ですかね?

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で、この新曲の冒頭のドラムがこれまでとはまるっきり変わってて、違う曲かと思った。これまでのふわっとして甘やかな綿菓子みたいな感じではなくて、もっとテンポ良く派手に聴こえたぞ。テンポ良くって言っても速さは変わってないはずだけど。現在新譜製作中だそうですが、この新曲はどのアレンジで収録されるのでしょうかね。楽しみ、楽しみ♪

山際さんの足元には定番のオーバードライブが無かったのでZVEXのブースターをオーバードライブの代わりとして音作りしていた。この広さの会場の、それも割礼でオーバードライブが無いのは珍しい。最近オーバードライブの音が上手く出ないことがあったので、もしかしてそれで外したのか?(U.F.O. CLUBは演奏の前後は幕が閉まっているので、トリでない限りエフェクターの写真は撮れないのが残念・・・)
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☆ZVEX Fat Fuzz Factory、ZVEX Super Duper、ディレイはYAMAHAとBOSS、ERNIEIBALLのボリュームペダル

割礼における山際さんのギターは全体のバンドサウンドのバランスを崩すことなく、また宍戸さんのギターとボーカルは映えるよう決して悪目立ちせず、ソロの時のような悪党で変態な音やアンビエントテクノを思わせるような無機質なノイズは控えめなので一見普通にロックしているようだが、要所要所で「ああ、山際さんらしいなぁ♪」というちょいと一捻りある音作りをしているところがとても渋くて良い。 特にこの夜の「君の写真」のような大曲にその傾向が顕著に表れる。水琴窟のような音やドローンノイズのような音、曲の背景を多彩な音で彩る「君の写真」の山際さんのギターはキーボード的だなぁとつくづく思った。
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☆「君の写真」中盤の水琴窟のような音を出しているところ。

全体的に攻めた演奏で音もカチッと硬かったのが印象的な今夜の割礼。宍戸さんの歌声はまた一段と若返っていて伸びやかであったよ。振り返ってみたら古明地さん、坂口さん、そして坂口諒之助バンドのベーシスト穂高さんと割礼のベーシスト鎌田さんも弾き語りをされるので(ギター弾き語りの二人がベースという共通項も面白い。)、今夜は歌心のあるボーカリストの集まったライブだったわけだ。そして阿佐ヶ谷ハーネス率も高し。

割礼/血と雫の山際英樹氏が先月に引き続き今月もYouTubeに新曲を2本アップ♪

新曲2曲目「sept

この曲が初めて演奏されたのは昨年の冬頃だったか?それからずっとソロの定番曲になっているが、ファズの発振音に合わせているトレモロが7月21日のライブからフェイザーに変わった。ここにアップされた音源もフェイザーだと思われる。
前半部はギターを弾かずにエフェクターのみで作り出された無機質で硬質なノイズがメインに据えられ、後半部は柔らかなアコースティックみを帯びた幽玄なギターの調べが空間を支配する。真ん中で曲調と音色ががらりと変わる展開に山際さんのギターの本質が表れていると思う。

新曲3曲目「dark blue

この曲は確か先日のひかりのうまで初めて演奏されたはず。でもいろいろと効果音が加えられているからライブとは随分と雰囲気が変わっているなぁ。基本はちょっとブルージーなアコースティックなのだけれど、この効果音によって独特な山際ワールドに変換されている。特に冒頭の音とか結構不穏だと思うの。面白い音入れるなぁ。
後半部の低音のギターの音にとてもツボる。良い♪

先週初めて行った銀座ソニーパーク。始め地下から行ったから気づかなかったけど、ここ、上に建物無いのね。ソニービルを取り壊した跡地の地下だけ利用してるわけだ。周りを高いビルに囲まれて、ここだけ窪地。地下への入り口がレトロサイバーな洞窟への開口部みたいだ。
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☆地階への入り口。閉館後なのでシャッターが下りているが、営業中はぽっかりと口を開けている。大雨の時滝になりそう・・・

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外には銀色に光るFM放送車のバンが止まってて、ライブ前に伊東篤宏さんとテンテンコさんが出演したそうな。まだRadikoで聴けるかな?
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先週木曜日はsakanaのギタリストでもある西脇一弘さんの企画【ギターはわらっている Vol. 8】を観に下北沢leteへ。
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名前だけはしばしば目にしていた神田さやかさんを初めて観た。なんと私のツボにハマる美しい女子弾き語りであったよ♪ 清らかなギターに乗せた淡い歌声がとても心地良くて聴き惚れました。
西脇さんのギターはとてもオーガニックで優しい。神田さんの歌声との相性がばっちりだった。デュオは今夜が初めてと聞いてびっくり。もう何年も前から一緒に組んでいるかのごとくでしたよ。

そしてとりわけ楽しみにしていた滝本晃司さんと西脇さんの共演。西脇さんの深みのあるギターが滝本さんの弾き語りに仄暗い彩りを与えていて感動しました。特に「アゲハ」は秀逸。また聴きたい。しかし西脇さんはジャンタルマンタルに参加してたのねー。知らなかったなぁ。6年前の久々のライブも見逃してしまってるし、いつか観たいんだけどな…

ライブ後に手に入れた神田さやかさんのアルバム『欠片の方』。ご本人が描いたであろうジャケットと大判の歌詞カードのモノトーンな絵が神田さんの歌声と世界観そのものでとても素敵だ。

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