Mrs. Lamentの囁き

割礼/血と雫のギタリスト、山際英樹氏のギターが大好物♡

2018年11月

11月23日(金)のこと、小岩でライブを観る前に御茶ノ水の米沢嘉博記念図書館で【魔夜峰央原画展第二期:短編怪奇マンガ特集】を見てきた。
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☆1974年「別マまんがスクール」投稿作品、銀賞受賞作『魔界』トビラ。
解説によると、当初前頁発表されたわけではないにもかかわらず、このトビラ絵の複製原画が投稿者へのお手本として配られたそう。絵の巧さが際立っていたことの証しですね。

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☆『天狗の顔』トビラ(1976年/花とゆめ14号)

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☆『妖怪二口女』トビラ(1976年/ララ9月号)

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☆『黒塚』トビラ(1978年/ララ2月号)

初めて読んだ魔夜作品『タロット』の原画に大感激♪   よく見たらルネ・マグリットのサインを模したものが描かれてるではないか。パタリロでマグリットの『白紙委任状』をモチーフに使っていたこともあったから、魔夜先生はマグリットがお好きなんだな、きっと。
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パタリロの原画も入れ替えられてて、鍋島の化け猫騒動の竜胆丸の原画もあった♪
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それにしてもスクリーントーンは使わず全て手描きの細密画は今回もほぼ修正無し。漆黒のベタと合わせて芸術品でした。素晴らしい!
https://instagram.com/p/BqhzjVSlz1P/

アスタロト様はカラーでも美しい♡
https://instagram.com/p/BqiqV3Llp21/

今回の展示で圧巻だったのが1987年発表の『怪奇生花店』全18ページの原画の展示。まさか魔夜先生の代表作を生原稿で読めるとは思わなかった!

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☆『怪奇生花店』のトビラと掲載誌(1978年/花とゆめ17号)

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☆『怪奇生花店』の1ページ目と2ページ目

解説によると魔夜先生はスクリーントーンを使えないそうで、当時アシスタントのいなかった先生は全ての画面を一人手描きで埋めている。その一糸乱れない線とムラのないベタ塗りの凄さ。ホワイトによる修正は17ページ目の花束の花のごく一部のみ。もしかして少しでも失敗すると全て描き直していたのか?それともそもそも失敗しないのか? 間違いなく雑誌掲載時より原画の方が美しい。ものすごいクオリティの高さ。
https://instagram.com/p/BqizhaflUed/

今回展示されていたラフイラストは『横須賀ロビン』の頃のものですね。前回のイラスト同様、ラフと言えどびっくりするほど完成度高し。

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昨夜は3度目の渋さ知らズ。会場は抱瓶。抱く瓶と書いて「ダチビン」と読む。調べたら「だちびん」とは沖縄地方で用いられる携帯用の陶器の酒瓶のことだそうな。
そう、ここは高円寺北口のShowBoatの近くにある沖縄料理の居酒屋さん。ライブハウスではない。

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へ?あの大所帯バンドが普通の居酒屋の座敷をステージにしてライブをするの? マジで?
目と耳を疑ったのでウェブ検索してみたら、どうやら年1回ここでライブをやっているらしく、昨年の写真が出てきた。ステージも客席もすし詰め状態じゃないか~! これは面白いに違いない、ってんでスケジュールにねじ込みました。

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開演の30分前にお店に着いたら、もう店内の半分近く埋まってた。そうか、慣れてるお客さん達は開店と同時に飲み会を始めてたんだな。
私は45番のパスをいただき、カウンター中程に居場所を見つけました。← ここ、注文するのには最適だし、カウンターに座れたし、踊り子さん達がカウンターを花道にするから間近で観られたし、何気に良い場所だった♪

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☆1杯目は黒糖焼酎のソーダ割。2杯目は芋焼酎のソーダ割。居酒屋だから酒美味い!

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☆舞踏家の東洋さん。なんかこう可愛らしい。

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☆ダンサーのすがこ嬢。今宵もお人形さんみたいにクールビューティ。

狭い店内超満員ギュウギュウ詰めの中で数年ぶりのモッシュ~ ! クラウドサーフもあったよ~♪ (運ばれたのは店員のお兄さん2名 ) 私もしっかり支えました。 高円寺の居酒屋さんでこんな体験するとは思わなかった。
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☆ペロ嬢の青い髪越しに見るステージ。

全然知らない人とわぁわぁ言って歌って飲んで踊って、そのうち店員さんも一緒になって飲んで歌って踊り出して、当然ステージの演者も飲んで飲んで、ステージと客席の境界線が無くなって、本当に久しぶりに何も考えず盛り上がってしまった。いろんなことどうでもよくなっちゃうくらい文句なく楽しかった。痛快だった。祭りだな、こりゃ。
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昨夜のペロ嬢。お客さんから借りた(というか奪い取った ψ(`∇´)ψ )帽子を被った酔どれ天使。かっこ良い
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昨夜も舞踏家の若林淳さんは超絶かっこ良かった!余計なものが削ぎ落とされて寡黙なポーズの一つ一つが雄弁に語る。魅入られた。
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10月に湯島のMUSIC BAR 道 で池間由布子さんと対バンした華村灰太郎さんは抱瓶で働いているらしく、沖縄の装束のままライブに参加。とてもとてもロックでストレートにかっこ良し!仲間の店員さん達がとても嬉しそうにしてテンションアゲアゲだったので、こちらまで嬉しくなってしまった。
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この夜は初めてのお客さんも多かったみたいだけれど、初めての渋さのライブがこれって濃ゆいわよね。
今週土曜日(12月1日)には偶数月定例の新宿PIT INNのライブがあるので観に行ってまいります。

昨夜は千駄木 Bar IssheeにてクラムボンミトさんとテンテンコさんとAlan Smithee's MAD Universeにも参加されている坂口光央さんのセッション。
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この組み合わせは店長のIssheeさんが仕掛けた7月の【EXTREME NIGHT RETURNS】以来2度目だそう。
FACEBOOKに書かれたIssheeさんによるコメントをここに引用しておきます。
とある人の投稿に、ある人を評して「人と人を繋げて、化学反応や奇跡が起きるのが大好きで」と書かれていたんだけど、僕もそう。

今年の7月のEXTREME NIGHT RETURNSで一緒に演ってもらった3人に再び集まってもらってのライブ、終演後にはメンバーから「これ定期的に演りましょう!」との嬉しい言葉。

これがあるから企画は楽しい。
ということで「普段一緒に演ってない人を組み合せる」EXTREME NIGHT、来年の1月20日(日)にまたやります。

電子音いっぱいでスペーシーかつドラマチックで映画のサントラっぽくもあった第1部と、めちゃくちゃ重いひたすら重いビートがかっこ良くて痺れた第2部という構成で満喫させてくれました。
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演奏を見ていないと誰がどの音を出してるからわからないほど、3人とも多彩な音作り。特に第2部のミトさんの地を這う鉛のように暗く重い6弦ベースの音は重低音好きにはたまらない。どストライクでした。

2度目の再演もありそうで嬉しいぞ。

昨夜のBB企画【Noise Slaughter Vol. 12】、思いがけない収穫はDHIDALAH - ダイダラ。ステージに置かれたギターがピンク(あるいはオレンジ)のギターにペイズリー柄が散りばめられていたので、ん?これはいわゆるハードコアではないな、と思ったら予感的中。激重なサイケデリック・ロックでした。
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☆Ikuma Kawabe (Guitar)

淡々とリフを繰り返す重い重~いベースがツボった。そこに絡む意外と多彩なドラムと美メロギター。時々入るベースによるボーカルがお経のようで、言葉が明確に聴こえないのもポイント高い。(インスト・メインの楽曲に下手にボーカルが入ると台無しになるケースが多いので、ここ大切
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☆Kazuhira Gotoh (Bass , Noise , Voice)、Konstantin Miyazaki (Drums)

物販で最新作『MOON PEOPLE』と前作『NO WATER』のカセットテープを買ってきた。即興演奏の最新作が取り分け気に入った。これカセットだと二分割になるけれど、ダウンロードのデジタルで聴くと36分30秒一本勝負なのね。
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試しにBandcampにあったライブ音源「Counter Earth」を聴いてみたらこちらもすごく良かった。https://dhidalah.bandcamp.com/track/counter-earth-live-20000denatu

このバンド、割礼と対バンで観たら面白いだろうなぁ。

昨夜は新大久保EarthdomでBBの企画【Noise Slaughter Vol. 12】を観てきた。この企画はBBのRyujiさんが厳選した面子を揃えてくるので外れがない。もちろん一番のお目当はBBなのだが、毎回全ラインナップ楽しみなのである。
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さて、先月のUGXで怒涛の物凄さを見せつけたそのBB。約1ヶ月ぶりのライブはいかに?と思ったら、今夜もまぁなんて見事な!壮絶と言ってもいいんでないか? ただ観てるだけなのに血が湧いてきて発汗する。久々にライブで鳥肌立った~。 鬼神Ryuji氏は言うに及ばず、楽器隊の一体感にもますます磨きがかかっとる。
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UGXの時に駒村さんのベースがハンパなく重々しかったので会場のせいかと思っていたが、今夜も地底奥深くで轟く雷鳴のようで最高だった。少し前にエフェクターを変えたらしい。ベースに重さが増したために音の重心が下がり、結果ギターとの音の分離が明確となり、以前よりギターの美しい旋律がよりくっきりと浮かび上がるようになったのではないか。

今回は久しぶりにそのギターの坂本さん側で観たのだが、坂本さんは結構こまめににボリュームペダルで音量を調整したりエフェクターを掛けたりしていてなかなかに手堅い職人だった。

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ここ2回のBBの音のバランスとてもいい。数年前に観た時より俄然ノリが良くなってるのもいい。そしてBBにはストイックな美しさがある。最高でした。

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