Mrs. Lamentの囁き

割礼/血と雫のギタリスト、山際英樹氏のギターが大好物♡

2018年12月

今年もいろいろと音源を買い集めたのでちょっと振り返ってみた。

今年リリースされた音源の中で個人的ベストは血と雫の『その雫が落ちないことを祈る』とパスカルズの『日々、としつき』がダントツのツートップ。細部まで行き届いた緻密な音作りと、ライブで繰り返し演奏される事で育っていった楽曲が纏められたアルバムという2点が両者の共通点かと思う。どちらもそれぞれのキャリアの中でも一番の名盤と言っても過言ではないのではないか。
※『その雫が落ちないことを祈る』のレビューはこちら。⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/bc_rocks4ever/folder/540506.html
※『日々、としつき』のレビューはこちら。⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/bc_rocks4ever/16359628.html
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☆血と雫『その雫が落ちないことを祈る』

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☆パスカルズ『日々、としつき』

意外なヒットは上坂すみれの『ノーフューチャーバカンス』だった。アイドルにはこれまでピンと来た事がなかったが、これは夏のリリース以降コンスタントに聴いている。でも飽きない。楽曲の振り幅がでかいのが何よりすごいし、曲によって声の雰囲気が変わるのはさすが声優。すみぺ、芸達者だな。
※『ノーフューチャーバカンス』のレビューはこちら。⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/bc_rocks4ever/16282205.html
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☆上が私が買ったMV収録Blu-ray付きバージョン、下が息子の買った写真集付きバージョン。

同じくアイドルでもあるテンテンコさんの自主制作CD-R作品も年間ベストから外せない。今年リリース分は全部で11作品かな。実験の場として毎回積極的に違ったアプローチを試みているのに、ことごとくクオリティが高い。リリースされる事に引き出しが増えてどんどん面白くなるから、来年も定期リリースが楽しみだな。
※『Deep & Moistures 5 - Big Insect』のレビューはこちら。⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/bc_rocks4ever/16021998.html
※『Deep & Moistures 7 ~ Day In Life』のレビューはこちら。⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/bc_rocks4ever/16141015.html
※『Like Speaking』のレビューはこちら。⇒ https://blogs.yahoo.co.jp/bc_rocks4ever/16165703.html
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今年割礼血と雫山際英樹氏が行ったライブを一覧にまとめてみた。

【2018年山際英樹氏ライブ一覧】

   1月16日(火)森川誠一郎+山際英樹 duo at 阿佐ヶ谷 HARNESS
      28日(日)割礼 at 東高円寺 U. F. O. CLUB

   2月 2日(金)割礼ワンマン at 名古屋(今池)得三
        3日(土)割礼ワンマン at 大阪(梅田)ムジカジャポニカ
       9日(金)ソロ at 大久保 ひかりのうま
        17日(金)ソロ at 東北沢 otooto
        28日(水)割礼 at 吉祥寺 Planet K

   3月11日(日)割礼ワンマン at 吉祥寺 Manda-La 2
      27日(火)森川誠一郎+山際英樹 duo at 大久保 ひかりのうま
 
   4月 ※ライブ無し

   5月19日(土)割礼 at 京都(西院)OOH-LA-LA
        20日(日)割礼 at 大阪(難波)BEARS
        25日(金)ソロ at 阿佐ヶ谷 HARNESS
  
   6月  1日(金)割礼 at 三軒茶屋 Heaven's Door
  
   7月21日(土)ソロ at 八丁堀 七針【Unknown Wave】

   8月23日(木)ソロ at 阿佐ヶ谷 HARNESS

   9月  8日(土)割礼 at 高円寺 ShowBoat
      14日(金)ソロ at 大久保 ひかりのうま
      27日(木)割礼 at 東高円寺 U. F. O. CLUB

 10月 21日(日)血と雫 at 新代田 FEVER 【UGX】
        29日(月)田畑満+山際英樹 duo at 千駄木 Bar Isshee

 11月  1日(木)割礼 at 下北沢 THREE
      9日(金)西脇一弘+山際英樹 duo at 下北沢 lete
        24日(土)ソロ at 阿佐ヶ谷 HARNESS

 12月 7日(金)割礼 at 三軒茶屋 Heaven's Door
       11日(火)森川誠一郎+山際英樹 duo at ニコ生FOOL'S MATE Channel  
          ※ネット配信
       12日(水)割礼 at 東高円寺 U. F. O. CLUB
       16日(日)割礼 at 八広地域プラザ「吾妻の里」【Black Nerd Fes! Vol. 4】

割礼               14本
ソロ                7本
デュオ        2本
血と雫        1本
森川+山際     3本(内、配信 1本)
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合計        27本

去年末の希望どおり、今年は配信含めすべてのライブをコンプリートできました。
ちなみに2018年に観に行ったライブ/イベントは昨年より10本増えて144本。その内遠征は割礼の2回だけ。山際さんのライブは全体の約19%でした。
(今年はこの総数にハーネス6周年記念パーティーとハーネス大忘年会や上坂すみれの各種イベントも含む。)

今年割礼は新譜の制作を行っていたため、4月、7月、8月はお休み。血と雫は活動が激減して1本のみ。
山際さんのソロライブは7本で昨年から2本減ったものの、これまでには無かったギターデュオ・ライブが2本あったので、ソロ活動としては9本ということになる。これは昨年と同じペース。山際さんの新たな一面が見られたギターデュオが年明け早々の1月16日に決まっているので、来年もソロライブ共々定期的にに観られたらなと思う。
※1月16日のギターデュオの相方はsakana西脇一弘氏。会場は下北沢 lete。前回の演奏が素晴らしい内容で再演が強く望まれていたので、これはもう期待しかない。

半裸のエロかっこ良いお姉さんに目が釘付けの昨夜の黒パイプ。めっちゃ盛り上がってた~♪
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6月の【OOO! Vol. 7でポールダンサーだったMEGANE嬢が足元に転がってきたのでテンション上がりましたわ♪ 覆面でがっつり顔隠してるのに露出してるのフェティシュで素敵~
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☆床に落ちたMEGANE嬢。

T.美川Hair Stylistics中原昌也)+和田晋侍 trio はすごくトンがった音出してるのに (でもその割には聴きやすかったけど)、1曲終わるごとに「では次の曲です。」とごく普通に進行する中原さんのMCが逆にシュールだった。
テンテンコさんの頭越しに美川さんと中原さんが両サイドに見えるというこの構図、とても象徴的ではなかろうか。

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☆目の前には黒い帽子をかぶったテンテンコさん。

坂田明大谷能生HIKO trio が見せるのはフリージャズとラップとノイズの境界とその融合、あるいは越境。HIKOさんはハードコアな早叩きのイメージが強かったので、こういうジャズテイストのあるミッドテンポ~スローテンポで魅せてくるとは思わなんだ。枠組みや思い込みなんて無い自由度の高さを実感した演奏だった。
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帰宅の時間が迫ってきてしまったので、最後の湯浅湾で楽しそうに盛り上がるフロアに後ろ髪を引かれつつ会場を出た。
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面白い音楽と美味しい食べ物にお酒。そしてたくさんの知人とのおしゃべりも楽しくて、長丁場ながら疲れを感じることもなく満喫した。 良い企画だったなぁ。

今年のライブ納めにZVIZMOを観られたのは来年への布石ってことかね。1月14日に秋葉原CLUB GOODMANで行われるフォノンの『Mutually Exclusive Musicリリースパーティーには森田潤氏やZVIZMOも出演なので観に行かねば。

先週土曜日の黒光湯中盤のこと。M. N. S. K.伊東篤宏氏が参加しての5人によるコラボ → M. N. S. K.が抜け、伊東氏によるソロ → テンテンコさんが入ってZVIZMOスタート。演奏が途切れることなく続く中のこの一連の流れは、今年観たライブの中でも最強だった。
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☆M. N. S. K.

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☆M. N. S. K. + 伊東篤宏 (揃いの覆面姿)

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☆伊東篤宏ソロ

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☆ZVIZMO

ちょっと日本の祭りを思わせるような楽しいビートのM. N. S. K.に伊東氏のオプトロンが加わった途端にガラッと雰囲気が変わってインダストリアル感増し増しになる。

そのハードに攻めるオプトロンにテンテンコさんの重い重~い低音が重なると、とんでもなくカッコ良いインテリジェント・ダンスミュージックの出来上がり。この夜の全出演者の中で一番可憐で愛らしいテンテンコさんが一番重くてハードな音を出していたの、痛快だったわ。
今やベテランの伊東さんが舌を巻くほどの反応の良さを見せるテンテンコさん。さすがT. 美川さんや中村昌也さん他たくさんのコラボを積み重ねてきただけのことはある。来年の活躍がますます楽しみだ。
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☆暗闇の中のテンテンコさん。クールだ。

Part 4に続く〉

機材トラブルなどがあり、急遽タイムテーブルが変わったために一番手で登場となった森田潤氏。17時半というまだ早い時間帯にいきなりの森田氏ってとても贅沢ではないか!
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真冬に真っ白なシューズ、そしてさらりと巻いた淡いピンクのマフラー。とてもお洒落でダンディな森田氏だが、眼光鋭く操るモジュラーシンセから繰り出されるのは分裂した脳内を再構築したかのような音とリズムのフラグメンツの集合体。なんの脈絡も無く音が繋がりリズムも破綻しているからノレない…はずなのにノリたくなる。ノレたりもする。不思議な感覚。うん、これはやっぱりマッド・サイエンティストの所業だわ。
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狂ったバイオリンを鳴らす姿もカッコ良くて素敵ですわ  シャーロックホームズってきっとこんな感じ。
Instagramの投稿4枚目に動画有り。)
https://instagram.com/p/Br_vF88n5gR/

二番手はジナリ / brontide (αAREA+飛田雅弘+rokapenis) 。
あれー?アースダムってこんなに美麗な場所だったっけ?
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ノイズや実験音楽は音のみならずビジュアル面にも目を見張ることが多いが、昨夜のジナリ/ brontideは完全に光と音が一体となったインスタレーションだった。映像が凝ってて美しいなと思ったらrokapenisだったのね。納得。元envyの飛田さんのギターもアンビエントでとてもツボだった。
Instagramに投稿した動画がこちら。
https://instagram.com/p/Br_4d-klzCA/
https://instagram.com/p/BsAxUvGnuUG/

Part 3に続く〉

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