Mrs. Lamentの囁き

割礼/血と雫のギタリスト、山際英樹氏のギターが大好物♡

2019年02月

今週日曜日はノイズ系のイベント【DIGITAL CHOC x MUTEK神楽音】へ。
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ライブ三連ちゃんの3日目で溜まってしまった自宅のいろいろを片付けていたら出遅れてしまったが、伊東篤宏さんのワークショップには辛うじて間に合った♪
蛍光灯で表現活動をするきっかけとなったお話やオプトロンの構造や演奏法について詳しいお話が聞けてとても面白かった。

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《VELTZ》
11月以来のVELTZ。12月 の伊東さんとのコラボに行けなかったこともあって、VELTZロスを発症しかかっていたものだから期待も増し増しだったけれど予想以上に良かった。
  内容は大幅に改良され、特にあの重厚感のあるスローなオープニングは重低音好きにはツボ過ぎ 中盤の白く浮かんだ中央の大きなテレビ+バイオリン演奏動画からの展開にホラーみがあってなかなかスリリングだった。 
VELTZのビジュアルの退廃的な美しさを兼ね備えた格好良さは文句無し♪ ← 言わずもがな。
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《田所淳》
今回初めて観た田所淳さん。調べたら慶應義塾大学湘南キャンパスで非常勤講師をされているではないか。 意外なつながり。
ステージ全面に映像が投影され、田所さんは右端でパソコンを操作する。刻々と変わる音と映像。ん?もしかして、いや、もしかしなくても左側の映像はプログラムか。田所さんが操作しているパソコンの画面が左側に投影されていて、会場に響く音と右側の映像はその結果なわけなんだ。これって演奏の手の内を明かしているわけで、さしずめ奏者の手元や足元をつぶさに観察しているようなものよね。こういう見せ方は初めてだ。とても興味深い。
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《伊東篤宏》
詳しくは〈Part 2〉にて。
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《NSDOS》
フランスから来日したNSDOS。先日のDOMMUNEで初めて観た。さすがおフランスという感じのとてもお洒落でクリーンな音響はとても心地良くて睡魔に誘われてしまう。あえてジャンルで言うなら、ノイズでとかEDMではなくてデジタルなアンビエントミュージックになるのかな。DOMMUNEを観ていた時のツイートによると使用機材はたいそう高額品なんだそうな。Play Stationのコントローラーみたいな機材に目をひかれたけれど、あれはどういう働きがあるんだろうか?
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〈Part 2〉に続く。

<Part 1>からの続き。

《伊東篤宏》
ずっと神楽音で観たいと思っていたものの、いつもタイミングが合わずで見逃していた伊東篤宏さんのオプトロンをようやくこの会場で観ることができた。

音響の良い神楽音は地を這って心地良いボディソニックとなる重低音も抜群だが、高音域もとてもクリアに聴こえるんだね。今夜のオプトロンは一つ一つの音が粒立っていて、雑味の少ない高純度のノイズだったように思う。

伊東さんによれば今夜の蛍光灯はグロースタータ形、交換してからしばらく経った中期の物とのこと。取り替えて直ぐはまだ音が硬く、寿命が近づくと反応が悪くなるので、音が馴染んだ中期の物がベストなのだとか。
(ワークショップで得た豆知識の一つ。)
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グロースタータ形の蛍光灯は明滅させると片側から光が満ちてくるので、Instagramにあげた動画にあるようにライトセイバーみたいに見せることができる。ラピッドスタータ形は両側から光が満ちてくるのでこうならないんだそうな。(豆知識その2) 
蛍光灯も奥が深いな。
https://instagram.com/p/BuRUkLaHQlT/

《Galcid & Scott Allen》
ついこの前のDOMMUNEで観て一目惚れおよび一聴惚れしてしまったGalcidのライブを今宵の神楽音にて初体験したが、まずその装いに目が釘っけ。黒のセーラー+フェミニンなアシンメトリースカート+ブラウンのミディ丈の編み上げブーツというフェミニンシックな装いに太めの黒の首輪+ごついデジタルな腕時計+シルバーのアーマーリングというハードなアクセサリーで甘さを抑えつつサイバー感を出す。なんてセンスの良い組み合わせ♪
← 即見習っちゃう!
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そんなスタイリッシュな装いでもの凄い重低音のビートをバリバリ鳴らすんだから、そりゃたまらんわー。
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この夜も先日のDOMMUNEの時同様GalcidとScott Allenがコラボ。音あるいは演奏に映像が反応しているらしく、両者が見事にシンクロして迫力ある美しさが展開しておりました。全てにおいて眼福でございました♪ 
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2月17日にダクソフォンのソロ演奏を観に行った時に手に入れた内橋和久さんの2003年のギターソロアルバム『FLECT』。購入の際、内橋さんから「変な音がたくさん入ってるよ」と言われましたが、大好きなタイプの変な音なのでとても良い良い♪ ハマる♪

感情の一切排除されたエレクトロ・アンビエント・サウンド。メロディはほとんど無し。あらかじめギターソロと聞いてなかったら、完全にモジュラーシンセによる作品だと思ったな。いや、分かっててもそう聴こえる。

アルバムの中ジャケットに使用機材が書かれているのが嬉しい♪ 使われているのはディレイとワーミーとルーパーのみ。この3つだけでこの多彩なエレクトロヘンテコ音を作り出しているのか。
(一昨年くらい前のThe Cureのツアーパンフレットにはメンバー全員の使用機材が一覧になっていて珍しいと思うと同時にとても嬉しかったのを思い出した。ライブならまだ機材を直接目にすることも可能だが、録音作品は何をどう使って音を作っているのかわからないから気になることもしばしば。秘密にでもしない限りは機材もクレジットしてほしいぞ。)

機材一覧の横に内橋さんのサインをいただいた。名前は書かないのだそうで、イラストのみ。イラストは全員違ってた。同じのは描かないのだな、きっと。
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先週金曜日のライブの際に会場で手に入れた割礼サコッシュ にメンバーのサインをいただきました。
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でも1人足りない…?

宍戸さんはあえて内側に小さく。「こうすると僕の持ち物みたいでしょう。(^ ^)」
あ、本当だ♪ 宍戸さんのバッグを使わせてもらっている気分が味わえます。

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サコッシュと共に手に入れた割礼の新作Tシャツ。金曜日は猫の日だったけど、宍戸さんのギターと仲良しにしているのは猫だねぇ。何気に漢字で「割礼」と入っているのが好き♪
黄色の差し色は当面会場限定みたい。(通販のは金色。)

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先週金曜日は高円寺ShowBoatで割礼OHIO 101。この顔合わせは2016年6月3日の下北沢BASEMENT以来だ。そして割礼の今年初めての東京でのライブでもある。
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この夜の割礼は先月の名古屋と大阪とは音の雰囲気が随分と違って、全体的にとてもハードで暴れてたな。でもセトリ自体は緩やかで柔らかな曲がメイン。優しいのに攻めた音。穏やかなのに激しい。二律背反が同時になんの問題も無く存在するのは割礼ならではかなと思う。
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☆山際さん手書きのセトリ。今回は先攻なのでアンコールは無し。

名古屋と大阪のライブで聴き、先月リリースされた新譜でも毎日のように聴いている「ルシファーの悲しみ」。もうすっかりリフや展開を覚えているのでこの夜も「あ、そろそろ終わりね」なーんて思ってたら、そこから新たに曲が展開したもんだからびっくりした! それがまたえらくかっこ良くて♡ やられたー! (この展開直前の山際さんの細やかなボリュームペダル使いにも目を見張った。)
次回もこのアレンジでいくのか、はたまた元に戻すのか、はたまた全く違ったアレンジを施すのか。全く予想がつかないから尚のこと楽しみだ。
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☆何度もボリュームペダルを上げ下げしながらギターを入れる山際さん。
 
そして最後は久々(昨年の5月20日以来かな)の「ルシアル」。宍戸さんのノイジーでドラマチックなギターの後ろで山際さんのディレイ+トレモロ/フェイザーの掛かったシンプルかつドリーミーなリフが延々と鳴るという構図がとても美しい後半~終盤なのであるが、今回は鎌田さんのベースが暴れる暴れる。激しくうねって荒ぶるベースがノイジーなギターに絡みつく。それに促されるように激しさを増す宍戸さんのギター。なんて熱い掛け合い!この夜の「ルシアル」のこの2人の存在感は物凄かった。

一方山際さんはその2人から幾分距離を置いた場所でいつにも増して淡々とリフを奏で続ける。味付けはBOSSのディレイただ一つ。派手な装飾は一切排除された実にシンプルな音作り。外連味のない実直な演奏。ほんと職人。今回山際さんのギターがここまでシンプルだったからこそ、宍戸さんと鎌田さんの演奏がより一層引き立ったのではないかなと思う。正にこれぞアンサンブル!ですね。

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そんなアンサンブルの一端というか大黒柱を担っている松橋さんがここ最近のMCで言っているように最近の割礼は速いのか遅いのかわからない。「G. P. U.」や「ルシファーの悲しみ」のようにアップビートな曲と「ストライプ」や「散歩」のようにゆったりとした曲のテンポの落差が激しいので、よくまぁ松橋さんは即座に切り替えができるものだなぁと感心しきり。ドラムを叩くと走り気味になる息子なんて割礼を聴くたびに、こんな遅いテンポは難しくて絶対叩けん!言うとるもの。割礼で宍戸さんに次いで長期に渡り割礼のサウンドを支えてきたメンバーの底力ですな。

その松橋は最近「散歩」の冒頭でスティックやマレットではなく大太鼓用の大きなバチを使うようになった。また「ストライプ」では2年前に初披露して以来たびたび叩く用具や叩き方などが変化している。山際さんも毎回演奏内容の細かいところが変わっていて一つとして同じ演奏をしないが、松橋さんも同じくらい毎回こまめに調整したり研究されておるよね。うーん、このお二人はやっぱり職人だ。

次回の割礼のライブはちょうど1週間後の3月1日(金)at 吉祥寺 Planet K。持ち時間は1時間なので、長めの曲が1曲追加されるかも? はたまた速い曲を数曲持ってくるか?そして演奏はどう変わるのか。いろいろ楽しみですわ。

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