Mrs. Lamentの囁き

割礼/血と雫のギタリスト、山際英樹氏のギターが大好物♡

2019年08月

先週日曜日は【HAPPY BIRTHDAY TO ME...】と題されたテンテンコさんのバースデー記念ライブへ。
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今回はお昼間ライブ。オープニングアクトはこちらもカッコ良い女子DJのKOPYさん。
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先日のEXTREME NIGHTでは背景を彩ることに徹していたテンテンコさん、今日はソロということでのっけから重低音を唸らせたところにキュートなボイスを乗せるなどいつもどおりの攻めた内容。超絶カッコ良く、愛らしく、そしてちょっと妖艶でしたね。29歳のお誕生日らしい大人な一面も見せてくれました。
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男前な重低音ビートあり、The Residentsを彷彿とさせる変態ノイズあり、アイドルらしいキュートな歌ありとテンテンコさんの魅力全開。大好きなテンテンコさんによる大好きなキュアーのThe Lovecatsのカバーが聴けたのも良かったなぁ。(☆゚∀゚)
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マニアックなのにポップ。男前なのにキュート。テンテンコさんはやっぱり面白いや。

ファン一同からケーキとお花をプレゼント。テンテンコさんのご愛用の機材(OP-1とSpace Echo)をモチーフにしたケーキの再現度の高さがハンパない!愛だね〜♪
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Tentenko B-day cake
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お誕生日ライブのお土産 - その1。
新作のTシャツをゲット。テンテンコさん、UFO発見するの巻。右袖の文字がカッコ良いわね♪自主製作盤『Deep & Moistures 17』のジャケ写と同じモチーフなのも嬉しい。クリーム色がかった白なので秋口に着られるのもポイント高い。d(^_^)
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お誕生日ライブのお土産 - その2。
テンコさんお手製のプラ板。予約特典でいただきました。これは猫の僧侶ですかね。冒険の仲間にいたら頼もしそうだ。アクセサリーパーツを付けてイヤリングにしよう。さり気なく裏に北海道。( ̄ー ̄)ニヤリッ(そう、テンテンコさんは北海道出身なのである。)
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表参道でThe Cureの写真店を観た後は散々迷った末、増渕顕史+津田貴司デュオを観に不動前Permianへ。
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衣擦れまで気になるほどの深い静寂の中、増渕さんのアコースティックギターと弓弾きが中心の津田さんのエレキギターが精緻に紡がれる。一切の無駄が削ぎ落とされた音は時に耳を澄ませないと聴き取れないほどに密やかなので、演奏する側だけでなく聴く側も集中力を必要とする、そんなライブだった。
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初めて観た増渕さんは極限まで磨かれた貴石のような音の粒を一つ一つ丁寧に配置していくようにギターを演奏する。その粒の間隔が広くなったり密集したり、粒の大きさも細粒から大粒なものまでいろいろなので、音数は極力少ないながら単調に終わらずドラマチックな展開も現れたのは結構驚きだった。

響きと響きの間に時折排水管の中を流れているらしい微かな水音が聴こえるのが思いがけない効果音になっていたのは七針の時と同じだな。

漫然と音に身をゆだねるのではなく、ミュージシャンが作り出す音と自然発生的に生じる音の両方を聞き手側が積極的に取りにいって自己の体内に取り込むことで生まれる音楽。つまり観客が関与することを前提とした演奏なのかな。ふとそんな風にも思った。

8月23日(金)は不動前でライブを観る前に表参道に寄り、アニエス・ベーのギャラリーで開催中のRichard Bellia氏撮影のTheCureの写真展を観てきた。
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真っ白でミニマルなギャラリーには80年代と90年代、つまり全盛期のRobert Smithの写真がたくさn飾られていた。
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ギャラリーの中央に積み重ねられているのはBellia氏が今回リリースした写真集。分厚い。重さは5キロを超えているのだとか。
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展示されている写真のいくつかはThe Cureの公式写真として雑誌や本やウェブで見たことがある。1982年のRobert、Laurence、Simon三人の写真や独楽と一緒に写ったRobertの写真はとりわけ大好きな写真だけれど、Bellia氏が撮影したものだとは知らなかった。この頃のRobertは才気走っていて未知数の可能性に満ち溢れていたよなぁ。危なっかしくもあったけれども。

Bellia氏の巨大な写真集を眺めながら受付の方にThe Cureについて長々と語っているうちに、自分はキュアーの何が一番好きでどこに一番惹かれたのかということに気づいたの、今更ながらの発見だったな。。。
The Cureの音楽に初めて触れたのは1983年当時、その頃の最新音源の一つだった「Let's Go to Bed」。バカに陽気でポップな楽曲。そこから短期間に時を遡って『Pornography』→『Faith』→『Seventeen Seconds』→『Three Imaginary Boys』と聴いていき、その目まぐるしく変わる音楽性に驚嘆し、ものの見事にハマってしまった。とめどない変化。予測不能の進化。飽くなき探究心と実験性。これがキーワード。

そしてそれは今好きな音楽との共通点でもある。要するに好みの基盤は変わっとらんのね。

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待ちに待った割礼BBによる真夏の魔王 vs. 鬼神対決。こちらは割礼編。(BB編はこちら。⇒ http://mrslament-jj.blog.jp/archives/1834638.html

山際さん手書きのセトリ。持ち時間の60分を17分ほどオーバーして全5曲+アンコールに早いバージョンの「G. P. U.」。
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会場が二万電圧だったからか、はたまた対バンがBBだったからか、この夜の割礼はいつも以上に音が重めだったように思う。ベースやバスドラはもちろん、山際さんのギターも低音がいつも以上にがっしり骨太でしたね。そして全体的にぱっきりクリアな音色の仕上がり。「星を見る」や「G. P. U.」のLittle Big Muffがすごく抜けてよく通っていましたっけ。(「星を見る」でめっちゃためてLittle Big Muff踏んでたのがものすごくツボった。)全編に渡って鎌田さんのベースの響きがなんとも艶っぽくてカッコ良くて、しばしば山際さんの演奏そっちのけで見入ってしまったのは内緒。いや、内緒じゃなくていいか。書いてるし。(*゚▽゚*)

溺れっぱなし」は今回も冒頭の宍戸さんのギターが重々しくて最高◎ d(^_^o)  今回この部分での山際さんの印象的なボリューム奏法の入りが少し遅めでしたね。後半のインプロ部分、キラキラとした高音と骨太な低音が綾なす躍動感溢れる山際さんのギターがとっても良かったなぁ。印象的なリフもたくさんあった。ここ延々と聴き続けたい。

Love?」はゆったりめのバージョン。イントロ部分の山際さんのリフがこれまでとはかなり違ったような気がした。ここでも山際さんの低音はよく鳴っていたよね。(*´∇`*) ライブ後にInstagram割礼公式アカウントにアップされていたリハ動画(https://www.instagram.com/tv/B1RXq9BHlva/?utm_source=ig_web_copy_link)を観たけれど、こちらの方がテンポが若干早く感じるのはなぜでしょう。それにしてもリハ動画は嬉しいなぁ。また観たいなぁ。

ルシアル」は後半は唸りまくる宍戸さんのギターが注目ポイントだけれど、実は何気に鎌田さんもとてもメロディアスなベースラインをとうとうと弾いていて、このお二人の絡みがたいそう濃密でカッコ良いということに今回のライブであらためて気づいた。そしてここに松橋さんのダイナミックなドラムが加わり、宍戸さん、鎌田さん、松橋さんがドラマチックに演奏を進める。その一方、三人から少し離れた位置では山際さんが一人同じリフを淡々と繰り返していて、その対比がなんとも良かった。割礼アンサンブルの妙ね。(この山際さんが一、二歩引いているところがなんともツボ。)

ルシアル」などゆったりした曲でつま弾かれる山際さんの深みのあるギターの響き。どうやってこの音を出しているのだろう?もしかしてディレイ?でもディレイはオンになっていないよね・・・といつも気になっていたのだけれど、そうか、Z-VEXのデュアルブースターだったのか!右側のスイッチをオンにすると音に深みが増すの、知らなかった。それにしてもエフェクターに興味を持つきっかけになったのは山際さんなのだけれど、実は割礼ではそんなにエフェクター使ってはいないのね。必要最小限。特にここ最近は縮小傾向にあるみたい。例えば昨年まで「ルシアル」後半のリフの部分では2個のディレイ+トレモロの3台でふわふわとした音を作っていたのに、今回はYAMAHAのディレイのみ。それも終盤少ししか踏んでいなかった。実際足元は宍戸さんの方が賑やか。山際さんは今回も割礼基本セットでシンプルかつコンパクトでした。
         こちらが宍戸さんのペダル類。
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  山際さんのはこちら。ボリュームペダルが場所をとっているから多そうに見えるけれど、歪み系3つと空間系1つのみ。
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山際さんは新しい白シャツがたいそうお似合いでよろしゅうございました。ぜひまた着用してくださいませ。(白地に細かい文字がプリントされていて、それがストライプに見えるの、とってもお洒落♪)
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今回MC松橋さんから新譜リリースと12月のレコ発 2 days @吉祥寺マンダラ2の発表がありました。
12月20日(金)21日(土)で両日ワンマンだそうです。楽しみだわぁ~♪ .。゚+.(・∀・)゚+.゚
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土曜日はこの夏の一番のお楽しみの一つ、魔王割礼と鬼神BBの対決を目撃しに二万電圧へ。
共に大好きでここ5年くらい追いかけている割礼とBB。いつか対バンしないかなぁ。でも一般的に見てジャンルが全く違うから可能性低いよなぁ・・・とずっと思い続けていたら、いきなり舞い降りてきたこの奇跡の組み合わせ。これは行くしかないでしょう。.。゚+.(・∀・)゚+.゚

それにしても11日のEXTREME NIGHTの山際さんとテンテンコさんの共演に続き、また念願が叶ってしまったわ。それもこんな短期間に。すでに今年の運を使い果たしているんじゃないか?(゚∀゚)

この日は台風一過で朝からずっと灼熱の暑さが続き、夜になっても沸点超えそうな暑さ。うーん、魔王と鬼神が降臨するのになんともふさわしい夜ではありませんか。( ̄ー ̄)ニヤリッ
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しかし激烈ハードなBBとゆるり濃厚濃密な割礼の対バンはどうなるだろうね。想像がつかないや。お客さん困惑しないだろうか。そんなことを考えつつライブに挑んだわけでありますが、蓋を開けてみたら、地獄の烈火の如くなBBから一転してマイペースに時空を歪める割礼でチルアウトするという最高な流れでございましたよ♪ (*´∇`*)

この夜のBBはレコ発ファイナル以来の60分コース。無駄な語りなど一切挟まずに、黒く禍々しい重低音と烈火の如き鬼神の咆哮をこれでもかと放ちまくる。そんな中で披露された初蔵出しの新曲が激しさと重々しさはそのままに思いのほかポップでキャッチーだったのにはびっくり。ありゃ、BBってこんな引き出しもあったのかいな。重い、激烈、ダークなセトリの中にキャッチーさが挟み込まれて全体の流れに緩急がついた感じ。私はこの新曲好きだわよ。BBも確実に進化しているな。

問答無用なBBの姿を写真に収めてきたのでとくとご覧あれ。
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ボーカルのRyujiさんは地獄の鬼神らしく黒いTシャツをお召のことが多いけれど、白も神々しさが出ていいわね。

割礼編に続く>

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