イノフェスの後は阿佐ヶ谷ハーネスで【コバ子の部屋 Vol. 6】。
コバ子の部屋第6夜_01
Cobaltさんのレーベル POET PORTRAITS からリリースされるコンピレーションアルバム『dictionary 1』リリース記念第二弾として今回のゲストは山際英樹氏。7月の大坂以来のソロライブは当然として、普段MCすらしない山際さんのトークというのがもうレア過ぎてレア過ぎて一番の楽しみだったかも。(°▽°)

宴はCobaltのライブからスタート。
Cobalt_09282019
Cobaltさんの弾き語りで3曲演奏したあとにチェロのモチダさんとギターのイナダさんが加わってトリオで「Polaris」など演奏。そしていよいよ今回のコンピレーションにゲストボーカルとして参加している遊佐春菜さんが登場、「植物園」と「はなうらない」が初披露されたが、うん、遊佐さんの仄暗く落ち着いた低音寄りのボーカルは生で聴いても素敵だ。そしてCobaltさんの曲にやっぱりすごくよく合っている。コーラスに入ったCobaltさんの声質とも親和性が高い。思い切って遊佐さんをメインに据えて自分は演奏に徹したのはCobaltさんのプロデュース能力の高さの表れではなかろうか。

しばしの休憩のあとはいよいよ山際さんのソロ。足元はいつものソロ定番で変更なし。
YHpedals_09282019
この夜の山際さんのソロは曲の繋ぎ方がこれまでになくスムーズで、特に冒頭曲(新曲!)終盤のループ部分に「惑星if」を重ねて繋げた展開には思わずため息が出てしまった。ここから続けて「浜辺1975」へ。後半の豪快なファズの効いた部分は今回のライブでは大幅にアレンジが変わっていた。さらに3曲(「浜辺1975」後半のアレンジ部分が別個の曲なら4曲)挟み前の曲のノイズを受けて「森の奥へ」。そして定番の「Summer Drive」で締め。38分間一連の流れに淀みは無く、まるで多数の展開で構成された長い一つの曲みたいだった。

コンピレーションから唯一演奏されなかった「公園」はフィールドレコーディングとクラシックギターとエレキギターが絡む楽曲でライブ演奏は不可能とのこと。アルバムでしか堪能できない曲ということですね。

ここ最近はアブストラクトでアンビエントな趣きの強かった山際さんのソロライブだったけれど、今回はガラリと雰囲気が変わりとてもロックかつブルージーなギターを弾きまくっておりました。山際さんのブログ記事http://yamagiwa3.blog27.fc2.com/blog-entry-354.htmlによる「トラディショナルなニュアンスも加味しつつのアレンジ」とのころ。なるほど。以前よりメロディのはっきりした曲が増えたのは西脇一弘氏とのデュオの影響があるのかしら。
YH_09282019
ライブではいつもどおり飄々として男前なギターを鳴らしていた山際さんがトークでは一転、始終緊張気味のはにかんだような面持ちでCobaltさんのインタビューを受けていたのが(*´艸`) それでも軽妙なボケとツッコミを忘れないのはさすが関西人♪ (☆゚∀゚)

初めてギターを手にしたのは中学3年生頃。フォークギターでロックを演奏していたものの、すぐに物足りなくなってエレキに乗り換えたのだとか。エレキは弦を押さえる指が痛くないことに感動したのだとか。(その点同じアコースティックギターでもクラシックギターは弦がガットなので痛くないんだそうですね。)高校の学園祭、大学の軽音部、コクシネル、割礼、血と雫、その他様々なコラボなど、山際さんのギタリストとしての軌跡が名司会者Cobaltさんによってひとつずつ紐解かれて行かれました。

山際さんの作曲方法にも話が及びましたが、本人はあまり意識をしていないようで「どうやって???」と首をかしげておられました。どうもリフは常時自然と天から降ってきているようですね。あるいは自然と奥底から湧いてくるのか。天才ぶりが図らずもアピールされた一瞬。*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
コバ子の部屋第6夜_02
しかし昔の記憶も記録も完璧に残している宍戸さんとは対照的に山際さんはあまり過去には意識が向いていない感じだな。過ぎ去った事にはあまり興味がない感じがする。同じバンドの同じギタリスト同士なのに全然違うのね。これに懲りずまたトークやっていただきたいなぁ。ダメかなぁ。

山際さんのブログ記事によると今回のトークのために大変な鍛錬を積まれたようですね。(゚∀゚)  努力を重ねた天才は最強でござる。( ̄ー ̄)

11月2日(土)には吉祥寺Manda-la 2にてコンピレーション参加の4組が一堂に揃うリリースパーティーがある。その時の山際さんのソロはいかように変化しているのでしょうか?そこも合わせてとても楽しみなライブ企画です。