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対バンのビューティフルハミングバードのお二人の言葉のとおり息をするのも憚られるような静けさの中、MCを挟むこともなく淡々と端正な演奏を見せた昨夜の山際英樹氏と西脇一弘氏のデュオ。
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お二人のデュオを初めて観たのが昨年の11月9日。当初は山際さんが西脇さんの曲をまだ掴みかねていて、お互い探り探り演奏していた印象が強かったけれど、1年経ってすっかり一体感のある鉄壁のデュオになっておりました。(*゚▽゚*) 演奏の役割分担が決まってきたためか、それぞれのエフェクターも紆余曲折を経て固定されたみたい。(西脇さんの新しい透明なエフェクターはあのZ-VEXのやつだった!⇒https://maruhatch.exblog.jp/28476030/ 素敵〜♪(*´∇`*))
上が山際さん、下が西脇さんのペダル類。
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そんな安定した中でもいろいろ実験が続いてるのが楽しい♪ 中盤で西脇さんのギターからスペーシーな鳥のさえずりのような音が聞こえたけれど、西脇さんのエフェクター使いには毎回はっとさせられる。一方山際さんが細かくつま弾いた音を一つ一つアームで歪ませるというのは今回初めて見たかも。
つま弾きながらアームを使っているところ ↓
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割礼、血と雫、ソロ、デュオといろいろある中で山際さんの美麗でメロディアスなギターをここまでメインに聴けるのはこの西脇さんとのデュオ以外にはちょっと無い。実験的なアブストラクトさと攻めたノイズは一番控えめ。とはいえ3曲目ではトレードマークの図太いファズを結構鳴らしていましたが。(でも品のある豪快さで悪党度は低めかな。)
5曲目では山際さんのボリューム奏法を満喫いたしました。こんなにボリューム奏法が多い曲はあまりないからなぁ。貴重。
ボリュームペダルを踏んでボリューム奏法中の山際さん ↓
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それにしても山際英樹+西脇一弘デュオの奏でる音楽はなんてleteの雰囲気にぴったりなのだろう。leteのアンティークに囲まれたあの廃屋の屋根裏のような雰囲気と一面に掛けられた西脇さんの仄暗くもの寂しい風景画。ここにお二人の演奏が加わると欠けていたピースがはまったみたいに完璧な世界が出来上がる。leteの中だけ外界から遮断された別世界だった。演奏が終わらなければいいのに…*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
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西脇さんのFacebookの投稿に「山際さんとのデュオは年内最後でした。続きはまた来年に、と云う感じです。」と書かれていたので来年も楽しみだなぁ。.。゚+.(・∀・)゚+.゚